教育課程編成・実施の方針及び学位授与の方針

教育課程編成・実施の方針及び学位授与の方針

1. 教育課程編成の方針 (カリキュラム・ポリシー)

食産業へのイノベーション創出や国際化を目指したコア科目としての学部共通科目,各学科の専門基礎を主体とする必修科目としての学科共通科目,専門科目で構成し,教育目的に則して,「基礎教育→専門基礎教育→専門教育」段階的な科目構成とします。

1年次は広く学問の基礎と教養を身に付けることを目標に,教養教育科目と基礎科目を中心に学び,1年次後期から専門分野を学ぶに当っての基礎となる専門基礎科目,2年次,3年次には隣接領域を含む専門科目を配し,4年次には更に専門性の強い科目を配置します。

更に,3年次後期から卒業研究を実施します。それまでの授業,演習,実験,実習で修得した基礎的・専門的知識及び基礎技術を駆使して具体的な課題に取組みます。

2. 卒業時の到達目標 (ディプロマ・ポリシー)

・農学と生命科学分野の基礎的・専門的な知識を修得している。

・専門技術者・研究者として活躍できる課題探求・問題解決能力を備えている。

・創造性と主体性をもって地域はもとより国際的にも活躍できる豊かな人間性を身につける。

3. 成績評価基準

単位修得の認定は試験によるものとしますが、科目によっては、平常の成績又は報告書等の結果により認定します。授業科目の履修成績は、下記の基準により厳密に評価します。

秀(100~90点) 修得した基礎的・専門的知識及び技能を発展させることができる
優(89~80点) 修得した基礎的・専門的知識及び技能を応用できる
良(79~70点) 基礎的・専門的知識及び技能を修得している
可(69~60点) 最低限必要な基礎的知識及び技能を修得している
不可(59~0点) 最低限必要な基礎的知識及び技能を修得していない

生物学科

1. 教育課程編成の方針 (カリキュラム・ポリシー)

遺伝・発生・生理・代謝・環境応答など根本的な生命現象に関する理解と,生物の多様性・適応戦略・進化のメカニズムや生態学,環境科学に関する知識および世界自然遺産白神山地や北日本沿岸水域の豊かな自然に関わるフィールド教育によって,生物学の基礎から専門分野への展開を可能とし,生物の基礎的現象の解明と生物科学の発展に寄与できる人材,および生物生態の動的・複合的理解,山-川-海をつなぐ自然環境の保全,水産資源の増殖に資する実際的・応用的視野を持つ人材の育成を目指します。

専門講義(コア科目,専門基礎科目,専門科目)による分子・細胞・個体・集団の各レベルでの生物理解をもとに,生物学実験・生態学野外実験・臨海実習などの実験・実習科目により,生命現象と生物個体および環境との関係について総合的に理解しながら,生命現象および生物の多様性・適応戦略・進化のメカニズムを学ぶことができるカリキュラムを提供します。また,他学科の農学系科目も履修できます。研究室での少人数の実験・演習や卒業研究など,自ら課題に取組む科目により,論理的に問題を考え,解決できる能力を身につけられるような教育を提供します。また,研究課題に関する議論・ゼミ・発表会をとおしてコミュニケーション能力や発表力を養成し,社会で自ら行動できる実践的な能力を育成します。

2. 卒業時の到達目標 (ディプロマ・ポリシー)

①知識・理解

・ 生物学の基礎から専門分野への展開を可能とする基礎能力を備える。

・ 生命現象の理解に必要な,基礎生物学およびその背景となる基礎科学を修得し,それらの内容と論理を理解できる。

・ 環境の理解に必要な,世界自然遺産白神山地や北日本沿岸の水域の豊かな自然に関わるフィールド教育およびその背景となる基礎科学を修得し,それらの内容と論理を理解できる。

②当該分野固有の能力

・ 生命現象および環境の理解に関わる生物生態の動的・複合的理解と,自然環境の保全に資する実際的・応用的視野を持つ

・ 生命現象および環境の理解に関わる科学と技術を理解し,説明,実践できる。

・ 生命現象および環境の理解に関わる英語文献を読解し,説明する能力がある。またコンピューターを活用できる。これらの技術・知識・科学的思考をもとに,自ら考え発表し,専門分野を越えた課題解決にチャレンジできる。

③汎用的能力

・ 教養教育科目の履修により修得した教養に基づく柔軟な人間力を有する。

・ 組織や社会の構成員として,自身の自己管理能力を身に付け,他者とのコミュニケーション,協調,協働の重要性を理解し実践できる。

分子生命科学科

1. 教育課程編成の方針 (カリキュラム・ポリシー)

バイオテクノロジーの最先端技術に,物理化学や情報科学などの周辺・境界領域を取り入れた教育を行います。生命現象を理解すると共に,生物の潜在能力を応用に活かす能力を養い,バイオマス等の次世代の有効資源を開発・利用できる人材の育成を目指します。

そのために,まず1・2年次に生命科学の基礎となる生化学,物理化学,分子生物学,細胞生物学などに関連した科目を履修します。同時に高度な分析技術を理解するために,1年次に化学と物理学の基礎を,2年次から3年次にかけて酵素学,天然物化学,微生物学などの各分野について学びます。他方で有機化学分野の授業により化学的素養を深め,コンピュータを用いた分子設計についても学習します。授業と併行して実習を行い,ライフサイエンスでよく使われる基礎的な実験技術を身に付けます。3年次後期・4年次の「卒業研究」では具体的な研究課題に取組み,専門知識と技術を駆使して問題を解決する能力を育てます。このようにして学部教育4年間を通じた分子生命科学の体系的教育を行います。

2. 卒業時の到達目標 (ディプロマ・ポリシー)

①知識・理解

・ 生命科学分野の基礎的な知識を体系的に理解する。

・ 生命科学を応用するための基礎知識を理解する。

②当該分野固有の能力

・ 生化学,有機化学,分子生物学,細胞生物学などの分野で扱われる理論と技術を,分子から細胞までの様々なレベルで理解し,説明・実践できる。

・ 酵素学や応用微生物学などに関連した応用技術を理解し,説明・実践できる。

・ 生体成分や食品成分の高度な定性的,定量的分析技術を実践できる。

・ 英語で書かれた専門分野の科学論文を理解して説明する事ができる。

③汎用的能力

・ 社会生活の中で知的に活動する際に必要な情報収集力,論理的思考,対人関係(コミュニケーション能力)や自己管理力を身につけ活用できる。

食料資源学科

1. 教育課程編成の方針 (カリキュラム・ポリシー)

食料資源の開発と生産を支援する基盤科学および食料の健康機能科学に関する知識と技能を修得させます。1年次は生物,化学および農学の基礎科目を学び,2年次には実験を含めた専門基礎科目を中心とした授業を学びます。3年次からは,バイオテクノロジー,食品科学,生産環境の各コースにわかれ,自己の専門科目を中心に学びます。また,2,3年次には,視野を広めるため,隣接・学際領域ならびに生物学領域についても学びます。4年次には卒業研究を行い,それまで学んだ知識・技術を基に具体的な課題に取組みます。

2. 卒業時の到達目標 (ディプロマ・ポリシー)

①知識・理解

・ 作物育種および微生物による食料資源の開発に関わるバイオテクノロジーを理解する。

・ 食品の機能性や安全性に関わる科学・技術を理解する。

・ 作物の健全育成に必要な,土壌環境管理,および植物病害虫管理の基礎を修得し,理解する。

②当該分野固有の能力

・ 作物育種および微生物利用に関わる科学と技術を遺伝子レベルで理解する。

・ 食品の機能性や安全性について,科学的に説明できる。

・ 土壌環境管理と植物病害虫防除に関わる科学と技術を分子からフィールドまでのレベルで理解し,説明し,実践できる。

③汎用的能力

・ 組織や社会の構成員として,自身の自己管理能力を身に付け,他者とのコミュニケーション,協調,協働の重要性を理解し実践できる。

国際園芸農学科

1. 教育課程編成の方針 (カリキュラム・ポリシー)

国際化が進む世界の中で地域の農業と暮らしのよりよい未来を目指して,果樹学から作物学・蔬菜学・花卉学・畜産学及び生産機械学までの農業生産領域と食と農業をめぐる社会的経済的課題を総合的・実学的に把握できる人材並びに農業生産の効率化のための農業経営や国内外の農畜産物の流通機構の改善に関する実際的・応用的な素養と能力を有する人材の育成を目標とします。

1年次は生物,化学,統計学の基礎を学ぶことで必要な基礎知識を身につけます。さらに,園芸農学および食農経済の両コースで代表的な専門基礎科目である「園芸学」と「食料経済論」を履修し,国際的な園芸農学の専門基礎知識を習得します。2年次には,両コースで重要な専門基礎科目である「畜産学汎論」「作物学汎論」「国際作物生産論」「農業経済論」などを履修することにより,国際園芸農学分野に必要な専門知識をさらに深めます。また,「農場実習」や「園芸農学基礎実験」を履修して,農業生産に関わる技術の実際や重要な実験手法を習得します。あわせて「国際園芸農学入門」と「海外研修入門」を通じて,国際感覚の醸成,世界を視野に学ぶ意欲を高めます。3年次は,園芸農学コースと食農経済コースに分かれ,それぞれの専門科目を学ぶことで専門性を高めると同時に,後期からは「卒業研究」を開始します。4年次では,「卒業研究」において,それまでに学んだ知識や技術を基にして,具体的な研究課題に取組みます。

2. 卒業時の到達目標 (ディプロマ・ポリシー)

①知識・理解

・ 専門分野の基礎的知識の体系的な理解ができる。

・ 農業生産・流通・消費における諸問題の所在と解決について理解ができる。

・ 文化・社会・自然における食と農の機能に関する応用的な理解ができる。

②当該分野固有の能力

・ 各種農業生産物生産の技術的特性と現代的課題について説明できる。

・ 農業生産の効率化について理解し説明することができる。

・ 農業生産技術を現場に適用できる知識を有する。

・ 農業をめぐる経営経済流通を理解し,説明することができる。

・ 食と農をめぐる課題を自然科学と社会科学の視点から総合的に把握し,説明することができる。

・ 上記5項目の理解を基に,当該分野に関する実際的・応用的な素質・能力を培い,課題解決のための方策を説明することができる。

③汎用的能力

・ 自己管理力,克己心,自制心などを向上させる。

・ 相手への心遣い,周囲への気配り,コミュニケーションなどを向上させる。

・ 社会的責任の自覚,“他己”主義,使命感などを向上させる。

・ 一般的スキル(パソコン,英会話等)を向上させる。

地域環境工学科

1. 教育課程編成の方針 (カリキュラム・ポリシー)

地域環境工学科では,創造性と深い洞察力を兼ね備え,自主的な問題解決能力,論理的な思考能力を身に付けた科学的なものの見方のできる技術者の育成を図るためのカリキュラムを編成しています。そして農業土木技術者を育成するための日本技術者教育認定機構(JABEE)の要求する教育システムを満たす科目群や,これらの基礎と農村・山間地の環境整備・保全に関わる総合的科目群を配置しています。

1~2年次は専門科目の基礎的内容を学びます。2~3年次は農業土木に関わる水・土・施設,および農山村環境・計画・社会経済に関わる科目を学びます。3年次に,講義科目で得た知識を確実なものとし,それが社会でどのように活かされているのかを理解するため実験・実習を行います。3年次後期から1年半にわたり卒業研究を行い,自主性・創造性を高めます。

この際,卒業研究を着実に進めるため,一定の単位取得条件を満たさなければ卒業研究を着手できないようにしています。

2. 卒業時の到達目標 (ディプロマ・ポリシー)

①知識・理解

・ 農業土木技術を世界の現場に活用するための知識の体系的な理解ができる。

・ 国内外の農村や山間地の環境について農業土木分野や地域計画分野から生態系・社会制度を含む多方面からの知識の体系的な理解ができる。

②当該分野固有の能力

・ 農業土木に関する専門工学的な知識を有する。

・ 自然環境の保全を考慮した農山村整備に関するシステム・計画技術の知識を有する。

・ 地域貢献に関する知識を有する。

③汎用的能力

・ 国際的視点から問題を把握できる知識を有する。

・ 技術者の社会的責任を理解した行動ができる。

・ コミュニケーション能力,グループワーク能力を生かし,総合的な見地から課題解決できる総合的技術力を有する。

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