2016年12月15日 | ニュース 分子生命学科

分子生命科学科 姫野俵太教授,栗田大輔助教は,中国・清華大学の研究グループと共同で低温電子顕微鏡による構造解析を行い,大腸菌の「ArfA」タンパク質がリボソームを救出する瞬間の構造を世界で初めて決定しました。その結果,ArfAは非常事態が生じているリボソームの内部に入り込み,リボソームの状態を認識することでリボソームを「合成モード」から「分解モード」に切り替え,異常な翻訳を強制終了していることが明らかになりました。この仕組みの解明は,次世代の抗生物質の開発や作用メカニズムの解明につながることが期待されます。

この研究内容は,12月1日付の英科学誌Nature電子版に掲載されました。

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2016年12月8日 東奥日報掲載

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2016年12月8日 陸奥新報掲載

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