卒業研究・地域環境工学実験に関する安全について

1 はじめに

 このページは、学生の皆さんが所属する地域環境工学科の卒業研究や地域環境工学実験を安全に行うための情報を示したものです。特に地域環境工学実験は実験分野ごとにそれぞれの実験室、または学外で行われることもあります。

 3以降には実験室および学生研究室の名称とその場所を示すとともに、どのような実験器具に対して注意が必要か記載しています。特に、屋外での実験時の服装については留意が必要です。運動靴や長靴を原則とし、サンダルなどかかとのないものは危険ですので不可とします。また、袖のちらついているものは、機械に巻き込まれる恐れがあり危険ですのでくれぐれも注意してください。

 学生の皆さんは実験の前までによく読んでおくよう心がけてください。

2 学生教育研究災害障害保険へ加入

 地域環境工学実習では,学外の国または地方の事務所で現地実習が行なわれます。万一の移動中の不慮の事故や災害に備えて何らかの保険に加入することを勧めます。本学では教育研究活動中などの不慮の災害事故補償のために,「学生教育研究災害障害保険」などの加入受付事務などを行なっています。

 詳細は、弘前大学ホームページの「在学生の方へ」 → 学生教育研究災害障害保険等を参照してください。。

 なお,加入申込み受付期間と受付場所は次のようになっています。

加入申込み受付期間 新入生:原則として入学手続き~4月中旬
在校生:原則として4月1日~4月30日
受付場所担当窓口 学務部学生課経済支援担当

3 実験室・研究室の使用

 実験室・研究室の使用については,担当教員の指示を受けてください。実験室,学生研究室は次のようになっています。

(1) 実験室

・屋内実験室

土壌・土質実験室 (123号室;1階南棟、321号室;3階南棟)
農地工学実験室 (124号室;1階南棟)
土壌物理実験室1 (225号室;2階南棟)
水利実験室1・2 (223・224号室;2階南棟)
地形環境実験室 (315号室;3階南棟、414・415号室;4階南棟)
水利造構学実験室2・3・4 (417・422・420号室;4階南棟)

・屋外実験室:農業工学実験室、水利実験室

(2) 学生研究室

農地工学研究室 (120号室・212号室・218号室;1階南棟および2階南棟)
農業水利学研究室 (221・224;2階南棟)
山間地環境計画学研究室 (314・320号室;3階南棟)
地域計画学研究室 (318・319号室;3階南棟)
水利造構学研究室 (423・424・425号室;4階南棟)

4 実験器具の取り扱い

 実験ではさまざまな実験器具・機械・工作用具を使用します。とくに卒業研究では日常的に使います。担当教員の指示を受けながら取り扱うようにしてください。おもなものは次のとおりです。

  1. ガラス器具
  2. 大型電気機器(ポンプ、圧縮試験機、遠心分離器、恒温器、乾燥機)
  3. 工作用工具
    • 大型工具:電動のこぎり、電動ドリル、グラインダー、電動かんな、電動ジグゾー、
    • 小型工具:電気ハンダ、のみ、金づちなど
  4. 加熱機器・高温装置、加圧滅菌装置、溶接機
  5. 冷却機器・低温装置
  6. 軟X線装置

5 薬品の取り扱い

 薬品を用いて行なう実験ではとくに取り扱いに注意が必要です。担当教員の指示を受けるのは当然ですが,個々の薬品の性質などの十分な知識が必要です。これら薬品のおもなものは次のとおりです。

  1. 引火性物質
  2. 爆発性物質
  3. 毒劇物性物質
    • 水銀、塩化第二水銀、シアン化ナトリウム等
    • 劇物:経口致死量が体重1Kgにつき30?300mgのもの
  4. 酸性・アルカリ性物質
    • 塩酸、硫酸、硝酸、シュウ酸、アンモニア水、塩化アンモニウム、アジ化ナトリウム、亜硝酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、過マンガン酸カリ、硫酸銅、アニリン、メタノール、クロム酸カリウム、重クロム酸カリウム等
  5. 禁水物質

6 事故発生時の処置

 万一事故などが起きた場合の緊急時の対応については以下のとおりです。冷静に対応しましょう。

  1. 平日の日中時(火災発生時,救急車など)
    各建物内の事務等(総務グループ)に連絡し指示を仰いでください。

    • 緊急連絡先→農学生命科学部総務グループ 電話番号:0172-39-3748
    • 実験中のけが(創傷、火傷、中毒など)→指導教員に連絡し指示を仰いでください。
  2. 夜間・休祭日
    • 火災発生時→はじめに119番通報し,警備担当のSECOM(36-8261)へ連絡してください。
    • 救急車→119番通報してください。
    • 実験中のけが(創傷、火傷、中毒など)→指導教員に連絡し指示を仰いでください。