農業土木の最低限の基礎については、地域環境工学科のコア科目として必修科目となっていて、農業土木コースと共通の科目を学びます。主に1,2年生で履修することとしています。

 また、農村・山間地の環境整備・保全に関わる総合的な知識を修得するために、選択必修科目が設けられています。このうち実習科目については、農業土木コースと共通の地域環境工学実習2単位、あるいは農山村環境コース独自のインターンシップ、または海外研修入門1単位のいずれかを履修することとなっています。

 講義については、環境系、山間地系、工学系、生態系、経済系の5つの科目群ごとに、それぞれ所定の単位以上履修することにしています。それぞれの科目群の中でどの科目を選択するかは、学生自らの関心によることになります。農業土木コースと共通する科目もありますし、農山村環境コース独自に開設されている科目や、他学科で開設されている科目もあります。これらの科目は主に2、3年次で履修することとなっています。科目によっては、履修に際し、他の科目の知識が必要となる場合がありますので、これについては、シラバスをよく読み、授業を担当する教員の迷惑とならないように注意してください。

 そして、選択科目については、こちらで指定した科目以外にも、自分で関心のある科目を積極的に選択して履修することを可能にするため、自由科目を8単位まで認めています。選択必修科目で所定の単位数を上回った分については、選択科目として扱うこともでき、自らの関心に応じて、柔軟に履修科目を選ぶことができます。