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農場や実験所などの施設は、農学生命科学部教員はもとより、他の学部あるいは他大学の教員の研究にまで、幅広く利用されています。センターではフィールドサイエンスの拠点施設として益々多くの方に利用頂けるよう努力しています。ここでは専任教員が中心的に関わっている研究を紹介します。
1.環境保全型稲作の研究
 稲作と畜産の複合によって循環型農業を行っている金木農場では、農業の効率化に基づいた安全な食物生産に関する研究を行っています。 稲作では不耕起栽培と疎植栽培を柱にして、労働力・資材・用水などの省資源化と稲の健全化を図って安全で廉価な米の生産を行いうる低投入型稲作の研究をつづけています。左の写真は、除草剤に変わる除草効果のある低利用資源を見出す実験田の様子です
2.低利用資源を利用した肉牛生
 畜産においては大量の輸入飼料に依存している肉牛肥育のために、地域特産でありながら、安易に焼却されたり処分に苦慮している稲ワラとリンゴジュース搾り粕を飼料化して、飼料費の低減と安全な牛肉生産の確立を目指しています。写真は、リンゴジュース搾り粕がサイレージ化するためにパックサイロにつめられて、牛舎周辺に所狭しとならべられている様子です。
3.リンゴの新しい品種を作る
 農場らしい長期的な研究の一つとして、藤崎農場では長年リンゴの品種改良に取り組んできました。そして、1999年には‘こうこう’を品種登録しました。現在、‘こうこう’の苗は青森県内外の苗木業者によって販売されています。2010年には、3倍体品種の‘弘大みさき’と果肉まで赤くなる品種‘紅の夢’も品種登録しました。更に、染色体の数が普通の2倍または3倍あるリンゴを作ることにも挑戦しています。
4.リンゴ園からどれだけ蒸発しているのか突き止める
 蒸発して減った分だけ補給するのが農地の水管理の基本です。リンゴ園でも合理的な水管理を行えば、良いリンゴがたくさんとれるでしょう。そこで、実際に毎日何ミリの水がリンゴ園から蒸発しているのか突き止めるため、リンゴ園の中にタワーを立てて微気象観測を行っています。蒸発量を気温、日射量や湿度などから正確に予測できるようにするのが目標です。
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