2017年12月22日 | ニュース 生物共生教育研究センター

 平成29年12月10日(日)の陸奥新報で,去る9日(土)に行われました公開講座「リンゴを科学する」の模様が紹介されました。
 本講座は,平成11年度から津軽地域の市町村と協同でりんご生産者やりんご産業関係者,一般市民を対象に開講しており,平成27年からは附属生物共生教育研究センターと平川市との共催で開催しています。
 今回は,青森県及び本学で育成されたリンゴの新品種や,黒星病,受粉作業,変形果実の発生に関する研究成果の発表や,リンゴ新品種を試食しながら講師の先生方と懇談できるポスターセッション等を通じて,歴代最多となる約200人の来場者の方々と共にリンゴの品種や栽培方法等に関する知識を深めました。 
 リンゴの新品種について,青森県産業技術センターりんご研究所で育成し昨年品種登録申請をした,つがるよりやや早い早生種で,着色が良く落果防止剤が不要な『紅はつみ』や,本学で育成した,「ふじ」と同様の剪定で栽培可能なうえ着色管理が不要な晩生種で,糖度・貯蔵性も高い『HFF63』が紹介されました。
 HFF63は,今後,一定の品種を満たした品種のみ『きみと』の名前を付け,品質保証とブランド化を目指しています。

 

2017年12月10日 陸奥新報掲載

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