教員紹介

写真:遠藤 明 准教授

遠藤 明 えんどう あきら

  • 英語表記 Akira ENDO
  • 職名 准教授
  • 所属 弘前大学 農学生命科学部 地域環境工学科
  • 専門分野 農地環境工学・土壌物理学
  • email aendo777 [at] hirosaki-u.ac.jp
  • 研究者総覧 遠藤 明
  • ホームページ http://aendo777.jimdo.com/

※メールアドレスは [at] を @ に変えてください。

メッセージ

 大学を卒業して20年近く経ちますが「学生のあの時にきちんと○○をしておけば良かった」と今更ながらに感じることが多くなりました。皆さんが授業を受講している中で「無駄」とか「役立たない」と感じることがあるかもしれませんが、1つ1つの授業科目の内容は、わずか半年や1年の超短期間でものにできるほどの中途半端に易しいものではありません。また、サークルなどの課外活動、アルバイト・ボランティアなどの社会活動でも、様々な内容・専門がありその道のプロや達人がいます。勉強でも趣味でも同じことが言えると思いますが、上達したり極めたりするためには、それ相応の努力と期間を要します。私自身は何も極めていないので学生に対して「極めなさい」とは言えませんが、せめて、何か好きなことを見つけて一度実行したら、飽きることなく、中途半端にせず、言い訳して諦めることなく一貫・継続して欲しいと願っています。以下の教育者総覧に教育に対する姿勢を書きましたのでご覧ください。

教育者総覧


研究テーマ

1. 樹園地における窒素循環機構の解明
 青森県津軽地域のリンゴ園を対象に、果樹成育と土壌環境面の双方の観点から推奨できる施肥体系や土壌管理技術を確立することを目標にして、樹園地の窒素循環機構の詳細を明らにしようとしています。最近では、融雪に伴なう降下浸透水が樹園地土壌中の無機態窒素(NH4-NとNO3-N)の浸透流出挙動に対して及ぼす影響に着目し研究しています。

2. ナガイモ作付け畑地の土壌物理性の改良
 青森県上北地域(十和田市周辺)および西北地域(つがる市周辺)の普通畑において高品質なナガイモを生産するための「良い畑地の条件」を探索するために、最近では、明渠および暗渠敷設による畑地の排水性向上の観点に着眼して研究を進めています。

3. 東北地方太平洋沖地震の津波により浸水した塩害農地・地下水水質の改良
 青森県三八地方の太平洋沿岸における塩害農地土壌と塩分濃度が高い地下水水質を改善することを目的に、2011年6月より研究を進めています。2014年頃からは地下水のNa+やCl濃度が農作物栽培に関する水質基準値を下回ることが多くなったものの、依然として安定した水質が認められないことから、現在でも1ヶ月に1度の頻度で青森県三八地域沿岸部の地下水水質のモニタリングを行っています。

青森県八戸市内の津波被災農地における土壌採取の様子(2016.06.15)

青森県弘前市内の褐色森林土リンゴ園での土壌間隙水採取の様子(2016.10.08)

青森県つがる市内のナガイモ畑試験区における多灌水処理の様子(2016.09.03)

 

 


略歴

1998年 岩手大学 農学部 農業生産環境工学科 地域環境工学専修卒業

2004年 岩手大学大学院 連合農学研究科 生物環境科学専攻 博士課程修了

2011年 弘前大学 農学生命科学部 地域環境工学科 助教

2013年 弘前大学 農学生命科学部 地域環境工学科 准教授

【 所属学会 】農業農村工学会、土壌物理学会、日本砂丘学会


業績

 【 主な論文・報文(過去3年間)】

○加藤 幸,遠藤 明,千葉克己,溝口 勝 (2016): リンゴ園地における施肥後の土壌環境の「見える化」とその評価,農業農村工学会論文集,303,Ⅱ_95-Ⅱ_102. http://doi.org/10.11408/jsidre.84.II_95

遠藤 明 (2016): 青森県太平洋沿岸部の津波被災農地周辺の井戸水質の動向,農業農村工学会誌,84(6),27-30. http://www.jsidre.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/09/84-6-08.pdf

遠藤 明,井良沢道也 (2016): 斜面崩壊の前兆現象予測に向けた斜面地盤中の3次元流速ベクトルの計測,砂防学会誌,69(1),38-41. http://www.jsece.or.jp/publish/324/index-j.html

遠藤 明,今川 貢,大和山真一,上平章弘,杉山憲雄 (2016): ナガイモ栽培時におけるトレンチャー溝の形成方式が土壌水分移動特性に与える影響 ― 青森県上北地域の黒ボク土畑圃場を事例として ―,農業農村工学会論文集,301,I_39-I_46. http://doi.org/10.11408/jsidre.84.I_39

A. Endo and D-J. Kang (2015): Salt removal from salt-damaged agricultural land using the scraping method combined with natural rainfall in the Tohoku district, Japan, Geoderma Regional, 4, pp.66-72. http://dx.doi.org/10.1016/j.geodrs.2014.11.001

遠藤 明,加藤千尋,佐々木長市,伊藤大雄 (2014): 施肥・無施肥リンゴ園土壌の無機態窒素の浸透流出挙動,農業農村工学会論文集,294,pp.423-431. http://doi.org/10.11408/jsidre.82.423


研究室・ゼミ

  当ゼミは農地工学分野の研究室であり、3年次後期に研究室配属された学生は上記1.~3.に関する研究を軸にして卒業研究を行っています。最近では津軽地域のリンゴ園やナガイモ畑などのフィールド調査だけではなく、室内試験や数値解析などを通じて,農地土壌における物質移動現象に対する理解を深めています。「農地」を対象に研究を行っているため、生産者・県担当者・農協担当者と接する機会が多く、指導教員以外の専門家から現場で様々なことを学ぶことができます。卒業研究だけではもの足らず、研究をさらに進めていきたい人は、大学院修士課程に進学することが可能です。青森県内や世界の農地の諸問題の解決に向けて一緒に研究しませんか?

3年生の研究室配属の歓迎会(2016.11.04)

積雪期間中の弘前市内のリンゴ園における土壌水分計測の様子(2017.01.28)

4年生の研究室追い出しコンパ(2017.03.03)

収穫時期の鶴田町内におけるリンゴ園での土壌間隙水採取の様子(2016.10.22)

佐々木ゼミ・加藤(千)ゼミと弘前公園で合同の花見(2017.04.25)

藤崎農場リンゴ園施肥試験区での施肥(基肥)の様子(2017.04.11)

十和田市内のナガイモ畑の土壌調査の様子(2017.05.20)

藤崎農場リンゴ園での土壌水分計測の様子(2017.06.20)

 


キーワード : 塩害農地の除塩,リンゴ園,窒素循環,ナガイモ畑の土壌物理性改良
2017年8月1日 更新

遠藤 明 Akira ENDO

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