教員紹介

NO IMAGE

檜垣 大助 ひがき だいすけ

※メールアドレスは [at] を @ に変えてください。

メッセージ

Think globally, Act locally
 地球レベルで環境を考え、地域レベルで解決策を実行に移すー防災を通じて社会に役立つ研究をめざしています。

higaki_1

▲ネパールヒマラヤの山村
(中央に地すべり=60名もの犠牲者が出た=が見える)

higaki_2

▼1999年に発生した岩木山の大雪崩跡―
その防災・流域環境上の意義を探る


研究テーマ

山地環境計画学(特に応用地形学、砂防学の立場から)

 水・土・それらを基盤とする動植物―豊かな自然環境を有する山地は、山地に住む人にとっての天然資源でもあります。山一面に広がるヒマラヤの段畑は、モンスーンの降雨と風化でできた土壌のうえに成り立っています。しかし、豪雨が時として斜面を崩しその土を押し流し、下流では流れてきた土砂で多くの災害が発生します。また、世界自然遺産にもなっている白神山地では、その昔の地すべりでできた斜面の上にブナ林が広がり、津軽の名峰岩木山では、春先の雪崩が時々斜面の表土を剥ぎ取り、そこに新たな植物が侵入していきます。

 山地では、土砂の移動が繰り返し起こっています。その結果を見られるのが現在の山の地形です。人間は土砂災害と闘いながらさまざまな対応技術を作ってきました。地形学・砂防学の立場から、山地での土砂災害の軽減そして持続的な開発や環境保全を考えていきます。

 

1.応用地形学的な砂防計画手法の立案

 土砂災害は、土砂の移動によって起こり、それは地形を変化させます。そこで、地形のできた歴史と現在の地形変化の両面を分析することで、土砂災害対策計画を行う手法の提案に取り組んでいます。 
    とくに、地すべり発生危険箇所把握手法や現場レベルで判断可能な砂防対策計画手法を検討しています。

2.山岳発展途上国を対象とした地域の環境・社会に合った防災対策

 山岳発展途上国では、多くの農山村・経済インフラが土砂災害の脅威にさらされ、その結果は流域環境の悪化にも繋がっています。砂防先進国としてのわが国の技術に、各国の自然環境と人・経済・社会特性の視点を組み合わせ、途上国で持続可能な防災対策を探ります。

3.白神山地・岩木山等での地生態学的な環境構造の研究

 持続的な山地の環境の保全・利用方策の提言には、山地の地学的自然とその上の人を含む動植物の生態系としての結びつき、という環境構造の視点が不可欠です。地すべりの多発する白神山地や多雪山地にある岩木山で研究を行っています。

  higaki_3

ネパールでの石積と在来植物(ケトキ)を活用したガリー侵食対策
―平易な手法で森林を復元(ネパール政府森林土壌保全省)

 higaki_4

地すべり地の調査
(ネパールシワリク山地, 2004年)


略歴

1983年

東北大学大学院理学研究科後期課程単位修得退学

1983年

建設省入省
  (岐阜県庁、建設大学校、土木研究所、JICAネパール治水砂防センター、神奈川県庁などで勤務)

1998年

弘前大学農学生命科学部助教授

2003年

弘前大学農学生命科学部教授


業績

○桧垣大助ほか:地すべり斜面形成過程からみた現在の地すべり地塊の構造及び運動の解釈ー高知県谷の内地すべりを例としてー, 地すべり32-2, 1-9, 1996.


○Higaki, D.:Erosion and sedimentation problems in Nepal from the viewpoint of morphological development. Journal of Nepal Geological Society, 18, 309-318, 1999.


○桧垣大助ほか:ブータン南部で2000年8月に発生した土砂流出災害と流域の斜面変動地形.季刊地理学, 54:29-33 2002.


○日本応用地質学会編:「山地の地形工学」第4章岩盤のゆるみとマスムーブメント, 2000.


キーワード :
2014年4月11日 更新

檜垣 大助 Daisuke Higaki

ページの先頭へ戻る