教員紹介

写真:川端 二功 准教授

川端 二功 かわばた ふみのり

  • 英語表記 Fuminori Kawabata
  • 職名 准教授
  • 所属 弘前大学 農学生命科学部 国際園芸農学科
  • 専門分野 家畜生理学
  • email kawabata [at] hirosaki-u.ac.jp
  • 電話 3805

※メールアドレスは [at] を @ に変えてください。

メッセージ

 家畜生理学分野を担当します、川端と申します。2018年8月から研究室を立上げました。畜産学関連の教育・研究については同じ学科の松﨑正敏先生との2名体制で行います。スタートしたばかりの研究室ですが、野心的な学部生、大学院生、ポスドクの方々を随時募集しておりますので、興味のある方は川端まで連絡をください。
 みなさんの食事の中で畜産物の占める割合は非常に高いと思います。また、今後の世界人口増加、並びに世界経済の発展により、畜産物の需要はますます増加すると予想されています。美味しくかつ高栄養の食材である畜産物を安心・安全に安定供給するための技術開発が求められています。そのような技術開発をする上で欠かせないのは、当の家畜・家禽達の身体の仕組みを明らかにすることです。私は特に、動物が味を感じる仕組みに焦点を絞って研究を進めています。これからの世界の畜産業の発展に貢献する研究を是非一緒にやりませんか?


研究テーマ

 ニワトリ、ウシ、ブタ、ヒツジ等の家畜は我々のために世界中でたくさん飼育されています。家畜が大きく育つためには大量の飼料や牧草が必要です。人間は家畜に餌を与えることで乳、肉、卵を得ているわけです。世界中の農場で家畜は餌を食べていますが、家畜がどのような味を認識しているかについてはほとんど分かっていません。家畜の味覚が明らかになれば、飼料の味をコントロールすることで食べさせたい飼料を適切な量だけ給餌することができるようになります。例えば今まで苦くて家畜が食べなかったような植物由来原料であっても、苦味を認識するレセプター(受容体)をブロックすることで苦味が消えて食べられるようになると考えられます。このような知見を積み重ねることで新たな畜産業の構築に貢献します。


略歴

学歴
1999年4月-2003年3月 九州大学 農学部 生物資源環境学科畜産学分野
2003年4月-2008年3月 京都大学大学院 農学研究科 食品生物科学専攻

職歴
2008年4月-2012年3月 日本水産株式会社 生活機能科学研究所 研究員
2012年4月-2013年1月 安田女子大学 家政学部管理栄養学科 助教
2013年2月-2016年3月 九州大学 高等研究院 助教
2016年4月-2018年7月 九州大学大学院農学研究院 助教
2018年8月-      弘前大学農学生命科学部 准教授


業績

1. Isolation of chicken taste buds for real-time Ca2+ imaging.
Kudo KI, Kawabata F#, Nomura T, Aridome A, Nishimura S, Tabata S. (#Corresponding author)
Animal Science Journal 85(10) 904-909 2014年10月

2. The role of G-protein-coupled receptor 120 in fatty acids sensing in chicken oral tissues.
Sawamura R, Kawabata Y, Kawabata F#, Nishimura S, Tabata S. (#Corresponding author)
Biochemical and Biophysical Research Communications 458(2) 387-391 2015年3月

3. Bitter taste receptor T2R1 activities were compatible with behavioral sensitivity to bitterness in chickens.
Hirose N, Kawabata Y, Kawabata F#, Nishimura S, Tabata S. (#Corresponding author)
Biochemical and Biophysical Research Communications 460(2) 464-468 2015年4月

4. Expressions of multiple umami taste receptors in oral and gastrointestinal tissues, and umami taste synergism in chickens.
Yoshida Y, Kawabata Y, Kawabata F#, Nishimura S, Tabata S. (#Corresponding author)
Biochemical and Biophysical Research Communications 466(3) 346-349 2015年10月

5. Distribution of α-Gustducin and Vimentin in premature and mature taste buds in chickens.
Venkatesan N, Rajapaksha P, Payne J, Goodfellow F, Wang Z, Kawabata F, Tabata S, Stice S, Beckstead R, Liu HX.
Biochemical and Biophysical Research Communications 479(2) 305-311 2016年10月

6. Labeling and analysis of chicken taste buds with molecular markers in the oral epithelial sheets.
Rajapaksha P, Wang Z, Venkatesan N, Tehrani K, Payne J, Swetenburg R, Kawabata F, Tabata S, Mortensen L, Stice S, Beckstead R, Liu HX.
Scientific Reports 6 2016年11月

7. Identification of functional bitter taste receptors and their antagonist in chickens.
Dey B, Kawabata F#, Kawabata Y, Yoshida Y, Nishimura S, Tabata S. (#Corresponding author)
Biochemical and Biophysical Research Communications 482(4) 693-699 2017年1月

8. Comparative analysis of allyl isothiocyanate (AITC)-induced carbohydrate oxidation changes via TRPV1 between mice and chickens.
Kawabata F#, Kawabata Y, Liang R, Nishimura S, Tabata S. (#Corresponding author)
Biomedical research 38(3) 149-155 2017年6月

9. Oral lipase activities and fat-taste receptors for fat-taste sensing in chickens.
Kawabata Y, Kawabata F#, Nishimura S, Tabata S. (#Corresponding author)
Biochemical and Biophysical Research Communications 495(1) 131-135 2018年1月

10. Bitter taste sensitivity and the expression of bitter taste receptors at different growth stages of chicks.
Dey B, Kawabata F#, Kawabata Y, Nishimura S, Tabata S. (#Corresponding author)
The Journal of Poultry Science (in press) 2018年2月

11. Expression levels of taste-related genes in palate and tongue tip, and involvement of TRPM5 in taste sense in chickens.
Yoshida Y, Kawabata F#, Kawabata Y, Nishimura S, Tabata S. (#Corresponding author)
Animal Science Journal 89(2) 441-447 2018年2月

12. Short-term perception of and conditioned taste aversion to umami taste, and oral expression patterns of umami taste receptors in chickens.
Yoshida Y, Kawabata F#, Kawabata Y, Nishimura S, Tabata S. (#Corresponding author)
Physiology & Behavior 191 29-36 2018年7月


研究室・ゼミ

 研究室では月に1回のペースで卒論や修論研究の進捗を報告してもらいます。学部生は国内学会発表を、修士生は原著論文になる結果を出すことを目標にしています。博士以上は質の良い論文を一緒に頑張って書きましょう。毎年国際学会でアメリカのフロリダに行っていますので、良い結果が出ればそこで発表することができます。メインの研究テーマは家畜の味覚ですが、機能性食品の研究も複数の企業と共同で進めています。企業研究者になりたい人はとても参考になると思いますので、是非当研究室で一緒に研究しましょう。その他公務員になりたい、アカデミックな研究者になりたいという人もサポートしますので、気軽に相談してください。


キーワード :
2018年8月22日 更新

川端 二功 Fuminori Kawabata

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