教員紹介

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田中 和明 たなか かずあき

  • 英語表記 Kazuaki Tanaka
  • 職名 准教授
  • 所属 弘前大学 農学生命科学部 食料資源学科
  • 専門分野 植物病理学・菌学
  • email k-tanaka [at] hirosaki-u.ac.jp
  • 電話 0172-39-3816

※メールアドレスは [at] を @ に変えてください。

メッセージ

パンに生える緑色のやつ。風呂場の黒いしみ。水虫。菌に対する一般的なイメージは、そんな悪いものばかりでしょう。農業面からみても、菌類は有用植物に病気を起こす困った微生物です。その一方で、味噌などの発酵食品に有効利用されたり、ペニシリンなどで知られる医薬品の原料を産出したりと、人間にもたらす利益も数多くあります。このように多才な菌類ですが、実は総種数の95%が未知のままです。
    あまり日の当たることがない生物群ですが、顕微鏡下にみえる菌類は非常に綺麗です。その美しい姿を眺めながら、菌類の分類や、機能、植物との関わりについて、研究しています。

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カバノキ属植物に寄生するProsthemium asterosporum の胞子

 
 

研究テーマ

植物病理学・菌学

 植物病原のうち、とくに菌類についての系統分類を行っています。

菌類の総数は少なくとも150万種と見積もられていますが、今のところその5%(約8万種)しか確認できていません。残りの95%を効率よく認識していくためには、各グループのモノグラフ(図鑑)を作り、分類体系を整備する必要があります。
   特に菌類の大部分を占める子のう菌類は、植物病原菌を多数含む重要なグループですが、分類体系が不安定なために分類・同定が困難となっています。経済的に重要な植物病原菌の多様性を把握するには、広範な菌類の研究が必要であるとの考えから、1) 過去に日本において集中的に調査されてきたものの、多くの疑問種を含むため再検討が必要であるササ・タケ生菌類、2) これまでに我が国では調査不足であった淡水中の植物腐生菌類、といった独特の環境下で生息する植物腐生菌等も対象として分類研究を進めています。

 

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タケ類に寄生する
  Spirodecospora melnikii の子のう胞子

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淡水子のう菌類
  Hadrospora fallax の子のう


略歴

1995年

酪農学園大学酪農学部酪農学科 卒業

2003年

弘前大学大学院農学研究科(農業生産科学専攻) 修了

2005年

岩手大学大学院連合農学研究科(生物環境科学専攻)修了

2006年

弘前大学農学生命科学部助教授


業績

Tanaka, K., Ooki, Y., Hatakeyama, S., Harada, Y. and Barr, M.E. (2005) Pleosporales in Japan (5): Pleomassaria, Asteromassaria and Splanchnonema. Mycoscience 46: 248-260.


Tanaka, K., Harada, Y., Barr M.E. (2005) Trematosphaeria: taxonomic concepts, new species from Japan and key to species. Fungal Diversity 19: 145-156.


Tanaka, K., Hatakeyama, S., Harada, Y. (2004) A new species, Massarina magniarundinacea. Mycotaxon 90: 349-353.


キーワード :
2017年1月6日 更新

田中 和明 Kazuaki Tanaka

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