教員紹介

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青山 正和 あおやま まさかず

  • 英語表記 Masakazu Aoyama
  • 職名 教授
  • 所属 弘前大学 農学生命科学部 食料資源学科
  • 専門分野 土壌学
  • email aoyamam [at] hirosaki-u.ac.jp
  • 電話 0172-39-3792

※メールアドレスは [at] を @ に変えてください。

メッセージ

これからの地球上では、環境を破壊することなく私たち人類の食糧を生産していくことが求められています。私たちは、こうした持続的な植物生産を支える”土”について研究しています。是非一緒に研究してみませんか?


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  土壌微生物による有機物の形態変化と植物への養分供給


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  国際腐植物質学会(ボストン)でポスター発表中


研究テーマ

土壌学

 土壌学研究室では、植物の生育を支える“土”の研究をしています。土壌は砂や粘土の固まりではなく、その中にはミミズのような動物から目には見えない微生物まで多くの生物が生活し、いろいろなはたらきをしていますが、とくに大きなはたらきをしているのは微生物たちです。私たちの研究室では、主に土壌に加えられた有機物の分解や植物養分の循環における微生物の役割を調べています。また、微生物による有機物分解の結果として、暗色無定型有機物である腐植物質が土壌中に集積しますが、こうした腐植物質についても研究を行い、土壌改良や環境汚染物質の除去に使うことを目標として研究を行っています。さらに、廃棄物として捨てられれば環境汚染源となり、燃やせば地球温暖化の原因ともなる有機質廃棄物を微生物のはたらきを利用して発酵させ、土壌を肥沃にする堆肥に変える研究を行っています。


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   BIOLOG法による土壌微生物の基質利用多様性の解析-微生物が利用した基質は紫に変わっている
  (Cは堆肥区、Nは化学肥料区)

 

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   BIOLOG法による土壌微生物の基質利用多様性の解析-マイクロプレートリーダーを用いて測定中

 

1.有機物施用土壌における有機物と微生物の動態に関する研究

 これまで堆肥等の有機物を施用した土壌の有機物動態の解析を行ってきたが、現在は、主に堆肥を施用しているリンゴ園土壌を対象として、微生物バイオマスと基質利用多様性に及ぼす堆肥施用の影響を研究している。さらに、室内での培養実験によって、各種有機物が土壌微生物の群集構造に及ぼす影響についても検討中である。

2.腐植物質の性状解明と環境修復への利用に関する研究

 自然界に多量に存在する暗色有機物である腐植物質は、近年、環境汚染物質の除去のための資材として注目されているが、その性状は不明の点が多い。そこで、腐植物質を構成する物質の化学的な性状の解明を行うとともに、重金属や農薬等の環境汚染物質の除去に応用する研究を行っている。

3.未利用有機質資源の農業利用に関する研究

 リンゴジュース搾り粕、リンゴせん定枝、残飯や建築廃材などの堆肥化と腐熟度の判定法について検討している。また、最近は、リンゴジュース搾り粕を堆肥化しないで直接土壌に施用して利用する方法についても研究を行っている。

 
 

略歴

1982年

名古屋大学大学院農学研究科博士課程後期課程退学

1982年

弘前大学農学部助手

1993年

弘前大学農学部講師

1993年

弘前大学農学部助教授

2000年

弘前大学農学生命科学部教授


業績

最近の主要業績
○ Aoyama, M., Angers, D. A., N’Dayegamiye, A. and Bissonnette, N.: Metabolism of 13C-labeled glucose in aggregates from soils with manure application. Soil Biol. Biochem., 32, 295-300 (2000)


○ Aoyama, M. and Kumakura, N.: Quantitative and qualitative changes of organic matter in an Ando soil induced by mineral fertilizer and cattle manure applications for 20 years. Soil Sci. Plant Nutr., 47, 241-252 (2001)


○ Aoyama, M.: Characterization of water-soluble organic matter in soils by size exclusion chromatography and fractionation with polyvinylpyrrolidone. Soil Sci. Plant Nutr., 48, 475-481 (2002)


○ 青山正和・周 宝庫・斎藤雅人・山口紀彦:畑地への石灰系下水汚泥コンポストの施用が土壌の化学性と有機物の性状に及ぼす影響、土肥誌、74、749-757(2003)


○ 青山正和:農耕地での土壌有機物の動態と機能、農業技術体系・土壌施肥編、第1巻、追録15号、48の13の2~11、農文協(2004)


キーワード :
2017年1月6日 更新

青山 正和 Masakazu Aoyama

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