教員紹介

写真:園木 和典 准教授

園木 和典 そのき とものり

  • 英語表記 Tomonori Sonoki
  • 職名 准教授
  • 所属 弘前大学 農学生命科学部 分子生命科学科
  • 専門分野 応用微生物学・生物資源工学
  • email sonoki [at] hirosaki-u.ac.jp
  • 電話 0172-39–3585
  • ホームページ https://www.facebook.com/sonoki.lab

※メールアドレスは [at] を @ に変えてください。

メッセージ

私たちの研究グループは、巧みな化学反応を細胞内で行い、地球の環境形成に大きな役割を果たしている微生物の機能を利用して、持続可能な(ゼロエミッション型・資源循環型の)物質生産プロセスの確立について活動しています。微生物の多様な機能をどのように利用したら、限りある資源を有効に活用できるのか、また環境保全に役立てられるのかを考え、出来ることを進めていきます。

バイオテクノロジーに関する報道はとても華やかに聞こえます。しかしその影には、何百、何千回といったとてつもない試行錯誤の連続です。昨日まで上手くいっていたことが全て無駄になることもあります。しかし、それらの苦労を乗り越えて成果を得たときの達成感は格別です。将来に向かって、私たちができること、しなければならないことを考案し、一緒に世の中に提案してくれるメンバーを募集しています。

sonoshu
研究室メンバー
2015年3月卒業生とともに


研究テーマ

【研究分野】 応用微生物学、生物資源工学

【研究内容】 微生物が環境への適応、生物進化により獲得してきた特徴のある機能を明らかにする、また利用することを通して、これまで化石資源から作られてきた化成品・エネルギーを再生可能な植物資源(特にリグノセルロース(非食系バイオマス))から作り出す研究に取り組んでいます。

  • リグノセルロース由来の糖質・リグニン由来芳香族化合物を原料とした化成品原料・エネルギーのバイオ生産
  • 植物細胞壁分解酵素を活用した糖化性の高い植物資源の開発
  • 農業残渣の有効利用技術の探索

2017年10月1日現在、
大学院農学生命科学研究科(修士課程) 2年生3名、1年生4名
農学生命科学部分子生命科学科       4年生3名、3年生3名 が所属しています。

2016年度の修士論文研究、卒業論文研究テーマ

東 勇太(B); 農業副産物稲わらの活用方法の検討~基幹化合物生産と土壌還元モデルの提案
栗本祐樹(B); cis,cis-ムコン酸ラクトン化酵素変異体のスクリーニングと機能評価
杉田晴佳(B); リグニンを原料としたドロップイン型バイオケミカルcis,cis-ムコン酸の生産
成田桜子(B); 軟腐朽菌のリグニン分解能の評価

 
 
 

略歴

2002年 東京農工大学大学院 生物システム応用科学研究科修了 農学博士

2002年 NEDOプロジェクト特別研究員(於 協和発酵工業株式会社東京研究所)

2003年 日本学術振興会特別研究員(於 独立行政法人産業技術総合研究所)

2004年 東レ株式会社 先端融合研究所 研究員

2008年 国立大学法人 弘前大学 農学生命科学部 准教授

2014年 Virginia Polytechnic Institute and State University客員研究員


業績

【研究論文等(過去3年)】

 

2017
Iiyoshi R, Oguchi T, Furukawa T, Iimura Y, Ito Y, Sonoki T.
 Expression of fungal laccase fused with cellulose binding domain can improve saccharification efficiency of Arabidopsis thaliana.
 Transgenic Research. Accepted.
Iimura Y, Sonoki T, Habe H.
 Heterologous expression of Trametes versicolor laccase in Saccharomyces cerevisiae.
 Protein expression and purification. In press.
園木和典,政井英司,上村直史.
 ムコン酸産生形質転換微生物とその利用.特願2017-086589.
政井英司,上村直史,高橋健司,園木和典.
 形質転換微生物とその利用.特願2017-086595.
Senda M, Yamaguchi N, Hiraoka M, Kawada S, Iiyoshi R, Sonoki T, Maeda H, Kawasaki M.
 Accumulation of proanthocyanidins and lignin deposition in buff-pigmented soybean seed coats may lead to frequent defective cracking.
 Planta. 245:659-670.

2016
Kondo S, Sugimura K, Okamura Y, Sato-Izawa K, Otsuka Y, Nakamura M, Kajita S, Masai E, Sonoki T, Katayama Y.
  Stable chiral carboxymuconolactone production from a lignin-related aromatic compound, protocatechuic acid.
  Fermentation Technology. 5(3):135-138
Otsuka Y, Matsuda M, Sonoki T, Sato-Izawa K, Goodell B, Jellison J, Murata H, Nakamura M.
  The enzymatic activities of cell free extract from acidophilic Burkholderia oxyphila OX-01 catalyzes anaerobic oxidation at the C-4 position of (+)-catechin and (-)-epicatechin into (+)-taxifolin.
  Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry. 80(12):2473-2479.
Abe T, Iiyoshi R, Ito K, Takahashi Y, Sato K, Matsuzaka A, Sonoki T, Ito Y.
  Difference of saccharification yields among organs and growth stages in rice.
  Plant Biotechnology. 33:105-11.
Qian Y, Otsuka Y, Sonoki T, Mukhopadhyay B, Nakamura M, Masai E, Katayama Y, Okamura-Abe Y, Jellison J, Goodell B.
  Engineered microbial production of 2-pyrone-4,6-dicarboxylic acid from lignin residues for use as an industrial platform chemical.
  Bioresources. 11(3):6097-6109.
Okamura-Abe Y, Abe T, Nishimura K, Kawana Y, Sato-Izawa K, Otsuka Y, Nakamura M, Kajita S, Masai E, Sonoki T, Katayama Y.
  Beta-ketoadipic acid and muconolactone production from a lignin-related aromatic compound through the protocatechuate 3,4-metabolic pathway.
  Journal of Bioscience and Bioengineering. 121(6):652-658.
Jindo K, Sonoki T, Matsumoto K, Canellas L, Roig A, Sanchez-Monedero MA.
  Influence of biochar addition on the humic substances of composting manures.
  Waste Management. 49:545-552.

2015
今仁志,園木和典.
  非可食バイオマスから有用基幹化合物を生産する微生物触媒の開発.
  ケミカルエンジニヤリング. 60 (10):35-39.
Le J, Zhu Y, Zhuang L, Otsuka Y, Nakamura M, Goodell B, Sonoki T, He J.
  A novel approach to recycle bacterial culture waste for fermentation reuse via a microbial fuel cell-membrane bioreactor system.
  Bioprocess and Biosystems Engineering. 38(9):1795-1802.
Sato O, Suzuki Y, Sato Y, Sasaki S, Sonoki T.
  Water-insoluble material from apple pomace makes changes in intracellular NAD+/NADH ratio and pyrophosphate content and stimulates fermentative production of hydrogen.
  Journal of Bioscience and Bioengineering. 119(5):543-547.

 

【学会発表(過去3年)】

2017
尾形拓哉,栗本祐樹,園木和典
 ムコン酸生産の律速反応である“protocatechuate decarboxylase”を活性化する因子の機能解明
 日本生物工学会2017年大会
菊地晃弘,東勇太,高橋健司,上村直史,政井英司,園木和典
 アルカリ加水分解により得られる稲わらリグニン由来芳香族化合物を原料としたムコン酸のバイオ生産
 日本生物工学会2017年大会
東勇太,佐藤匠,高橋健司,上村直史,政井英司,園木和典
 木質系・草本系バイオマス由来のリグニン分解物を原料としたムコン酸生産
 日本生物工学会2017年大会
園木和典,杉田晴佳,高橋健司,上村直史,政井英司
 針葉樹リグニン分解物を唯一の炭素源とした糖質に依存しないムコン酸のバイオ生産
 日本生物工学会2017年大会
高橋健司,篠田英里,鈴木祥央,上村直史,園木和典,政井英司
 糖質に依存しない広葉樹リグニン分解物からのムコン酸のバイオ生産
 日本生物工学会2017年大会
飯村洋介,園木和典,羽部浩
 カワラタケラッカーゼの酵母による発現とその特性
 日本木材学会2017年大会

2016
園木和典.
 リグニン由来の芳香族化合物を原料としたポリマー原料生産
 第26回日本MRS年次大会
菊地晃弘,杉田晴佳,顔昊,高橋健司,上村直史,政井英司,園木和典.
 リグニン由来のフェノール類を原料としたムコン酸生産.
 日本生物工学会2016年大会
Tomonori Sonoki, Akihiro Kikuchi, Takuya Ogata, Kenji Takahashi, Naofumi Kamimura, Eiji Masai.
Enhancement of protocatechuate decarboxylation for the effective production of muconic acid from renewable feedstocks.
Metabolic Engineering 11, June 26th to 30th.
菊地晃弘,諸岡深雪,尾形拓哉,園木和典
 リグニン由来フェノール類を原料としたムコン酸生産
 日本農芸化学会2016年大会
尾形拓哉,今仁志,菊地晃弘,諸岡深雪,園木和典
 ムコン酸生産効率化に寄与するProtocatechuate decarboxylase活性化機構の解析
 日本農芸化学会2016年大会

2015
園木和典,佐藤圭,鈴木由麻,佐藤夕貴
 Effect of apple pomace on bacterial metabolism for hydrogen fermentation.
 第25回日本MRS年次大会
市川晋,古川佳世子,園木和典,伊藤幸博
 バイオエタノール原料に適した稲わらの開発
第10回東北育種研究集会
 市川晋,阿部友美,園木和典,伊藤幸博
 バイオリファイナリーに適した稲わらの開発
 第38回日本分子生物学会年会
今仁志,尾形拓也,菊地晃弘,諸岡深雪,園木和典
 4-ヒドロキシ安息香酸脱炭酸酵素サブユニットの発現がcis, cis-ムコン酸生産に及ぼす促進効果
 日本生物工学会2015年大会
飯吉亮太,小口太一,飯村洋介,伊藤幸博,園木和典
 リグノセルロースの化学組成と糖化性に対するラッカーゼ-セルロース結合ドメイン融合タンパク質発現の効果
 日本生物工学会2015年大会
阿部友美,伊藤叶裕,松坂惇史,園木和典,伊藤幸博
 稲わらの糖化性の器官および収穫時期による差異
 日本育種学会第128回講演会
諸岡深雪,今仁志,園木和典
 プロトカテク酸脱炭酸反応の強化とリグニン系芳香族化合物を原料としたcis,cis-ムコン酸生産へのアプローチ
 日本農芸化学会2015年大会


研究室・ゼミ

研究室の日常を紹介します。興味がある方はいつでも来訪またはE-mailにて連絡してください。

jikken1 jikken2
毎朝9時から研究活動を始めます。
baiyou1 baiyou2
今日も何かを微生物に生産させています。
houkokukai
毎週、研究論文の紹介とミーティングを行います。 毎月最終週には研究報告会を行います。全員が報告書と発表スライドを準備しています。 研究成果はもちろん大切ですが、 同時に、 自分が実施したこと・得られたこと・考えたことについて、 教員から言われた言葉をオウム返しするのではなく、 自分自身の言葉で説明できること を重視しています。 これは社会で求められる大切なことです。
nomikai1 nomikai2
メリハリをつけた活動がモットーです。頑張った後には息抜きです。 右は投稿していた論文が受理され掲載が決定したお祝いのひとこま(右列中央が第一著者)。
soturon2012 2012nouka
卒論(写真左)・修論発表以外に、学会での研究発表(同右)を積極的に行ってもらっています。

キーワード :
2017年9月27日 更新

園木 和典 Tomonori Sonoki

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