教員紹介

写真:前田 智雄 准教授

前田 智雄 まえだ ともお

  • 英語表記 Tomoo Maeda
  • 職名 准教授
  • 所属 弘前大学 農学生命科学部 国際園芸農学科
  • 専門分野 蔬菜園芸学
  • email t-maeda [at] hirosaki-u.ac.jp
  • 電話 0172-39-3811

※メールアドレスは [at] を @ に変えてください。

メッセージ

あまり知られていないのですが、青森県は東北一の野菜産地です。青森ブランドのナガイモ、ニンニクはもちろん、他にもダイコン、ニンジン、トマトなどの生産が盛んです。また、地域の財産である伝統的に伝わる在来野菜も弘前在来トウガラシや糠塚キュウリなどがありますし、山菜資源も豊富です。また、「冬の農業の活性化」として、高収益野菜の集約的な栽培が広がりつつあります。野菜は私たち人間の健康な生活に欠かせません。私たちの研究室で、青森や北日本の野菜生産の活性化を土台として、そこから「日本人の食生活と健康の向上」に貢献できる研究をしませんか?


研究テーマ

○蔬菜園芸学

 日常の食生活でおなじみの「野菜」から、最近人気の山野草まで、「食べられる」植物について研究しています。栽培環境と品質・成分の関わりを詳しく調べ、栽培技術の改善に貢献したり、地域特産野菜の付加価値向上、さらにそのブランド化まで手がけたりと、たいへん幅の広い分野です。


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弘前在来トウガラシ「清水森ナンバ」

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緑・白・紫の三色のアスパラガス。含まれる成分の種類や量にそれぞれ特徴がある

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学生たちは生産者や県の試験研究機関にもどんどん出かけます

1.地域特産野菜の付加価値向上に関する研究とブランド化

 弘前在来トウガラシ「清水森ナンバ」や「糠塚キュウリ」の品種特性の解析と内生成分の動態解析など、地域と密着した研究を通して青森の園芸を元気にします

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圃場の清水森ナンバ

生産者、加工、流通、研究者で研究会を組織し、清水森ナンバのブランド化を推進しています

2.野菜のチカラ(生理活性成分)に関する研究

 抗酸化活性の高いフラボノイド類や、さまざまな生理活性をもつイソチオシアネート類などの有用成分の動態解析や、栽培方法の改善や環境制御によってそれらの含有量を増やし、付加価値を高めるための研究を行っています

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光環境と物質生産に関する実験の様子

薄層クロマトグラフィーによるホワイトアスパラの苦み成分(サポニン)の測定

3.冬の農業の活性化に関する研究および北日本の気候特性を活かした作型の開発

 農閑期である冬に、高い収益性を持つアスパラガスなどの野菜やギョウジャニンニクなどの山野草を栽培する研究を行っています。また、夏の冷涼な気候を活かした品目や作型(例:四季成り性品種を用いたイチゴの夏秋どり栽培など)の研究を行っています

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冬季のアスパラガス伏せ込み栽培。収量、品質向上が課題

伏せ込みホワイト栽培。希少価値を活かしてブランド化が可能?

 

略歴

1990年

北海道大学 農学部 農学科卒業 (果樹蔬菜園芸学講座)

1992年

北海道大学大学院 農学研究科 修了 (農学専攻)

1992~1998年

北海製罐株式会社 食品研究所 (研究員)

1998~2005年

(社)植物情報物質研究センター (研究室長)

2005年

北海道大学大学院農学研究科博士後期課程 (社会人特別選抜)

2005~2008年

北海道大学大学院農学研究院 博士研究員

兼:

(社)植物情報物質研究センター  主任研究員(非常勤)

2008年8月

弘前大学農学生命科学部 園芸農学科 准教授


業績

【著書】
アスパラガスの高品質多収技術. 元木 悟・井上勝広・前田智雄(共編著). 農文協. 2008.

【主要原著論文】
・ Maeda, T., D. Kami, S. Kido, I. Nakamura, K. Otokita, T. Sato, T. Suzuki, K. Oosawa and M. Suzuki. Development of Asexual Propagation System via in Vitro Culture in Cardamine yezoensis Maxim. and its Application to Hydroponic Cultivation. J. J. Soc. Hort. Sci. 77(3): 270-276. 2008.


・ 前田智雄・前川健二郎・戸田雅美・大島千周・角田英男・鈴木卓・大澤勝次. ブロッコリースプラウトの生育およびポリフェノール含量に及ぼす補光光質の影響. 植物環境工学. 20(2): 83-89. 2008.


・ Maeda T., H. Kakuta, T. Sonoda, S. Motoki, K. Maekawa, T. Suzuki, K. Oosawa. Differences in Varieties and Seasonal Change of Antioxidative Polyphenols Contents in Asparagus on Various Cultural Conditions of the Mother-Fern Culture. Acta Hort. 776: 227-233. 2008.


・ 前田智雄・角田英男・大島千周・前川健二郎・鈴木 卓・大澤勝次. 補光装置によるアブラナ科スプラウトのポリフェノール含量及び抗酸化能の増大. 植物環境工学 18(1):35-41. 2006.


・ 前川健二郎・前田智雄・大島千周・鈴木 卓・大澤勝次. 数種アブラナ科スプラウトの抗酸化成分含量および抗酸化能に及ぼす照射光強度の影響. 園芸学研究 5(3): 315-320. 2006.


・ Maeda, T., H. Kakuta, T. Sonoda, S. Motoki, R. Ueno, T. Suzuki, K. Oosawa. Antioxidation Capacities of Extracts from Green, Purple and White Asparagus Spears Related to Polyphenol Concentration. Hortscience. 40(5): 1221-1224. 2005.


・ Maeda, T., M. Kumagai, N. Inoue, A. Uragami and K. Ito. Effective Method for Seed Production of All-male Asparagus Hybrids in a Greenhouse. Acta Hort. 589: 133-138. 2002


・ 前田智雄. アスパラガス一代雑種の効率的採種法及び生理活性機能向上に関する基礎的研究. 学位論文. 2005


キーワード :
2017年1月6日 更新

前田 智雄 Tomoo Maeda

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