教員紹介

写真:張 樹槐 教授

張 樹槐 チャン シューファイ

  • 英語表記 ZHANG Shu-huai
  • 職名 教授
  • 所属 弘前大学 農学生命科学部 国際園芸農学科
  • 専門分野 農業機械学
  • email zhang [at] hirosaki-u.ac.jp
  • 電話 0172-39-3859

※メールアドレスは [at] を @ に変えてください。

メッセージ

 

2013卒業生色紙好きな言葉は,中国語で“三人行必有我師”と“人非聖賢孰能無過”,日本語で“三人居れば必ず我の師がいる”と“人は聖人ではないので,時に過ちを犯すもの”というものです。何かをしようとする時,一人ひとりだけではあまりにも無力ですが,他の人との違いを認め,その人とうまく協調し,その力まで借りれば,きっと成功するでしょう。今日のような高度に進んだ科学技術を本当に自分なものにするためには,知的な好奇心と日々の努力・勉強しか方法がありません。一緒に楽しく新しい事にチャレンジしてみませんか?

 

 

 

2013年3月の卒業生からもらった色紙です。皆,元気にしていますか?たま~に遊びに来てください!

 


研究テーマ

研究分野:農業機械学

 

 最近取り組んでいる主な研究テーマは,農産物品質の非破壊計測と情報技術の農業への応用に関するものです。下記内容は,卒業研究と修士研究で得られた成果の一例です。

 

 

 

◆可視近赤外分光計測によるリンゴ打撲傷の検出に関する研究

 

 近年の情報技術進展に伴い,リンゴ果実などの非破壊選別技術も大きく発展していきた。近赤外分光技術を搭載した色彩自動選別機により,果実の外観だけでなく糖度による自動選別も実用化されている。その一方で,収穫や運搬時に生じた打撲傷は,果実の商品価値を著しく低下させるにも関わらず,選別工程前に目視で除外する程度で,完全自動化はなされていない。

 

 そこで本研究は,果実表面の可視近赤外分光データに対して,フリーR統計ソフトにあるPLSDA(Partial Least Square Discriminant Analysis)とSVM(Support Vector Machine)の二つの判別分析手法を適用し,打撲傷の有無を判別できるか否かについて検討した。

 

リンゴ打撲傷検出

 

 

 

◆赤肉リンゴ「紅の夢」の果肉着色度の非破壊予測に関する研究

 

 弘前大学藤崎農場で育成された果肉まで赤く着色するリンゴ品種「紅の夢」は,世界でも珍しい赤肉品種で,ジュースやジャムなどの加工用のみならず,サラダやカットリンゴのような生食用途にも適しており,今後多様な商品展開の可能性を秘めている。しかし,その色素主成分であるアントシアニンの誘導要因などの生理学的なメカニズムに未解明な点が多く,生産した果実の着色度合がばらつくこともあり,ブランドとしての信頼を維持するにはこの問題の解決が強く望まれている。

 

そこで本研究は,近年著しく発展してきた分光計測技術を応用して,「紅の夢」のアントシアニン色素成分の非破壊計測推定法を検討し,非破壊的に果実の内部着色度を判別できる手法の構築を目的とした。

紅の夢着色度判別


略歴

1984年 中国吉林工業大学(現吉林大学)農業機械学部卒業

1991年 北海道大学農学研究科農業工学専攻博士後期課程修了

1991年 (株)小松製作所入社

1993年 (株)ニッコー入社

1994年 弘前大学農学部 助手

2003年 弘前大学農学生命科学部 助教授

2004年 岩手大学大学院連合農学研究科 主指導教員兼任

2010年 弘前大学農学生命科学部 教授

2012年 弘前大学教育研究評議会 評議員


業績

  1. Xuan Luo, Teruo Takahashi, Koki Kyo, Shuhuai Zhang: Wavelength selection in vis/NIR spectra for detection of bruises on apples by ROC analysis, Journal of Food Engineering, 109 (3), 457–466, 2012
  2. 片平光彦,張 樹槐,大泉隆弘,後藤恒義,鵜沼秀樹,田村 晃,後藤克典:画像処理によるエダマメの選別方法に関する研究(第2報) -試作エダマメ選別機の性能評価-,農業機械学会誌,73(2),127~134,2011
  3. マハルジャン ガウリ,高橋照夫,張 樹槐:Web診断のための画像特徴を利用したイネ病気の判別・分類に関する研究 ―色及び形状特徴を用いたパターン判別分析法の精度―,農業機械学会誌 72(4),339~348,2010
  4. 張 樹槐,片平光彦,大泉隆弘,後藤恒義:透過画像によるエダマメ欠粒莢の評価方法,農業機械学会誌 71(3),115~117,2009
  5. 上野有穂,張 樹槐,高橋照夫:リンゴ果実表面の打撲傷の検出分光波長の検討,農業機械学会誌 70(5),63~68,2008

研究室・ゼミ

◆研究室メンバー

 叶 旭君先生と二人で,農業機械学分野を担当しています。2013年9月現在の研究室メンバーは以下になります。

教 授 張 樹槐

准教授 叶 旭君

 

修士2年生 1名

修士1年生 1名(延辺大学からの留学生)

学部4年生 5名

学部3年生 6名

 

◆近年の主な研究テーマ

 分光反射特性を利用したリンゴ果実表面の打撲傷の検出に関する研究

 wavelength selection in vis/NIR spectra for detection of bruises on apples

 分光データの統計解析に基づくリンゴ果実打撲傷の判別に関する研究

 分光計測によるモモ果実の品質評価に関する研究

 分光反射情報によるアスパラガス内部品質の非破壊的予測に関する研究

 分光データによるオクラの熟度予測

 紫外線励起蛍光によるラ・フランスの食べ頃判定

 赤外線サーモグラフィによるジャガイモと異物の識別に関する研究

 

◆学生の指導

 卒業研究や修士・博士研究の指導に関しては,テーマの選定から実験実施やデータ解析などについて学生の自主性に任せます。基本的に“あれやれこれやれ”と強制しません。研究も勉強も誰かのために嫌々行っても結局自分のものにできないし,命じられた事しかできない人は,将来勝負できるのがロボットぐらいしかないと思っているからです。

 

◆所属学生への期待

 私の研究内容に関しては,テーマなどから数理的な知識を必要とする研究が多いと推測できるでしょう。数理的なことにあまり得意でない人でも,一所懸命努力すればきっと結果が付いてきます。その努力で得た知識や能力は,将来何かの形で役に立つと信じています。“具体的に何に役に立つの?”と聞く人がいるけど,私は“分からない”と即答します。それは,私が皆さんの将来を見通せる能力を持ち合わせていないからです。というより,世の中に人の将来を見通せる人が存在しないでしょうか。

 

 若い皆さんには無限な可能性があります。問題は努力するかどうかだけです。どうぞ自分の能力を,自分の人生を最大限に高めていきましょう。私は,そのお手伝いを少しさせていただくだけです。

野心を持とう!

自分を磨こう!


キーワード :
2017年3月17日 更新

張 樹槐 ZHANG Shu-huai

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