2011年02月22日 | トピックス

去る2月2日,生物学研究の第一人者である佐藤矩行博士(沖縄科学技術研究基盤整備機構(OIST)マリンゲノミックスユニット代表研究者に弘前大 学名誉博士号が授与されました。佐藤博士は1969年に弘大理学部生物学科の第1期生として卒業後,京都大学理学部動物学教室で長年ホヤの研究に 取り組み、2008年からはOISTに移り、研究を継続。カタユウレイボヤとナメクジ ウオのゲノム解析に成功し、脊索動物の起源と進化の道筋を明らかにした功績で昨年、日本人で初めて米国発生生物学会「エドウィン・グラント・コンクリンメ ダル」を受賞するなど国内外で多くの賞を受けている。 またOBとして弘大農学生命科学部で優れた研究成果を発表した学生に贈られる「あすなろ賞」設立に 貢献するなど、後継者育成にも尽力している。

授与式で遠藤正彦学長から名誉博士記を受けた佐藤さんは「弘前での4年間がなかったら今の私はない。名誉博士の名に恥じないよう、さ らに精進したい」と語った。

【写真説明】遠藤学長から名誉博士記を授与される佐藤博士